第42代目の会長をお受けすることになり、誠に身の引き締まる思いでございますが、常に初心に帰り学びつつ与えられた役割を全うできるよう努力してまいりたいと考えます。何卒会員の皆様には格別のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、ロータリークラブが設立されはや110年が経とうとしています。しかしながら、多くの人たちが築きあげた素晴らしい歴史を持つロータリー運動も、21世紀を迎えたころから少しずつ変化の兆しが現れ、少子高齢化や人口減少に伴う会員減少問題に加え、奉仕の理念の学習よりも人道的奉仕の実践への傾斜や「規制緩和」の促進等、大きな変革期にあります。
こういった環境変化に対応し、我がクラブでは昨年「長期ビジョン策定委員会」が立ち上げられ、先般中間報告が行われたところです。今年はこの方針を踏まえつつ、今後のあるべき姿を考え、クラブの未来を創造するために何をすべきか具体的な方針を確立しなければなりません。会員の皆様方には、是非とも変化を受入る寛容な心とともに、その変革の担い手となる気概をもって持続可能なクラブの有り様を模索していただきたいと考えます。
そのためにも、様々な考え方や経験を持った多様な会員が常にクラブに参加いただき、その力を発揮頂くことにより、他のクラブにはない新鮮なアイデアと活力に満ちたクラブにできるとともに、クラブの未来を確かなものとして引き継いて行けるものと考えております。
「至誠通天」をモットーに一生懸命精進いたしますので、なにとぞ会員皆様方の温かいご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 |